映画が眠りの処方箋。


 

今年もやります映画特集。

 

良い眠りを提案する眠家ではありますが、私にとって映画鑑賞は眠りにつくための処方箋。

10代の頃から眠る前の映画鑑賞が欠かせません。

 

そんな眠りの処方箋でもある映画の、2019年に私が鑑賞した作品を順を追ってご紹介。

すでにソフト化されたり、配信されたりしている作品もあるので、気になった作品があったら是非チェックしてみてください。

一人で観るも良し、大人数で観るも良し、家族と恋人と観るも良し。

眠りに良くない作品もあるので、その辺は自己責任でお願いいたします。笑

のんびり過ごしても文句のない連休は年末年始だけです。これでもかと映画を楽しみましょう。

 

 


アリー/スター誕生

ジャックに感情移入すると、後半はずっと苦しくて、最後は涙が止まらない。

割と早い段階でスター誕生したように思ったが、実はラストにようやくジャックが思い描いたアリーになり、観ている我々にとっても望むアリーになる。

スターは辛いよ。

辛い物語含めてようやくスター誕生。

 

ちなみに、主題歌の「shallow」はレディ・ガガが自身のライブでも歌っていて、そのライブを観に来ていたブラッドリー・クーパーが、ガガに呼ばれて観客席から上がって一緒に歌う、というまるで映画のアナザーバージョンのような映像があるんですね。

それを観るとまた泣けてくる。。。ジャックとアリー、二人の無念がこれで報われるような。

 


クリード 炎の宿敵

前作から作品の映像作りに変化があり、監督が変わった?と思ったらそうだった。

中盤の展開と妻との約束で、後半の試合展開が予想できてしまいカタルシス弱。

前作はデビュー戦のワンショット長回し、リング上でのカメラワークの圧倒的な映像迫力と没入感があり、後半の試合の読めない展開が良かったのに今作は先が読め過ぎ。

ちょっと期待していただけにガッカリしちゃったかな。。。


ミスター・ガラス

ホラー映画に適役の、怖可愛いいアニヤ・テイラーが前作スプリットから続投した今作品。

基本的には会話劇中心で地味な映画。

話的には上手く19年前の作品アンブレイカブル含めた3作が交差して、衝撃のラストに丁寧に繋がっていく様はシャマラン監督らしい。


ファーストマン

フィルム撮影のザラついた画づくりとか、音楽や無音の使い方とか、ライアン・ゴスリングのハマり方もいい。

史実を元にしてるから誰もが知っている結末になるためクライマックスが肝なわけだけど、アレを〇〇に〇〇するのが泣ける。

ただし、アレを本当にそうしたのが事実かは本人以外わからないことらしい。

 

でも、史実を元にしてるから、実は全然緊張感が無くなるクライマックス。

だって誰もが結末を知ってることだし。

そこ引っ張ってもちょっとダルい…。

ラストの地球でのシーンは、ライアン・ゴスリング映画らしい終わり方で切なくて泣ける。

 

LALALANDの監督と主演俳優が出てるから面白そう、と思って観るとなかなかなギャップを感じるんではないかと。

画も音楽も渋いし、クレア・フォイ奥さん役はエマ・ストーンが演じた役のような華がある訳でもないし。

ただし、ラストの切なさは2作に通じるものがある。


アリータ:バトル・エンジェル

予告編が昨年から頻繁に流れていて、予告編の段階では、アリータの目の大きさに結構な嫌悪感を感じていたんですが、だんだんと予告編を何度も観ているうちに、目の大きさももう違和感あまり感じなくなり、むしろチャーミングに思えてきた。

そして映画を観たら、アリータはとても魅力あるキャラクターだった。

信念に真っ直ぐ。

彼女が活躍するバトルシーンもエキサイティングでいい。

でも、主要キャラのアイツの行動にはマジがっかり。


グリーンブック

素晴らしい映画だった。

ユーモアを交えて社会的問題を表現し、カラッとした感動を与えてくれる。

一方でズシンとくる心の叫びが胸を苦しめる場面もある。

アカデミー助演賞を受賞したマハーシャラ・アリの演技も素晴らしかったけど、惜しくも主演賞を逃したヴィゴ・モーテンセンも凄く良かった。

 

この映画に対しては批判もあるらしい。

確かに批判の主張もわからなくもない。

でも日本人である自分にとっては、差別に立ち向かうその姿を見て差別意識が変わるというシナリオに疑問も抱かない。

人種差別問題の根深さを感じる主張だ。

自分の中でも「感動した」だけでは終わらない映画になった。

 

観た後にケンタッキー食べたくなるから、この映画に関しては眠る前じゃなく、お昼前に観ることをオススメします。


キャプテンマーベル

この映画は、ネコ好きのためのネコ映画。

それ以上はネタバレになるから言えない。

キャプテンマーベルはモヒカンモードがメチャかっこいい。

そしてエンドクレジットが激アツ。

後の続編にもあたるアベンジャーズ エンドゲームを観る前に絶対観ておくべき映画。

 

予告編を観ていた時は、主演のブリー・ラーソンのキャプテン・マーベル役がしっくりこなかったけど、観ているとこれはブリー・ラーソンで正解と思った。

アカデミー主演女優賞の「ルーム」の時のような強い女性像があるから今回の役がしっくり来た。

MCU初の女性主演映画に相応しい配役。


ギルティ

緊急電話オペレーターのやり取りのみの映画っていうのがB級っぽい感と思いきや、伏線の入れ方、間の取り方で見事なA級に。

が、終盤のある展開が予想できる内容で、そこはちょっと残念。

でも、主人公自身のある問題を明らかにするのを、その終盤の展開と繋がりを持たせていて、そこはグッときた。

バンブルビー

マイケル・ベイ監督のドンガラガッシャーン映画「トランスフォーマー」シリーズの最新作。

過去シリーズ作品と異なり、話の規模感が今までより小さくなり、ビーと主人公女子の友情にスポット集中して、恋愛や家族の修復要素、敵のスケールも今までより小さくする事でジュブナイル映画としてまとまりがついて、上映時間もコンパクトでサクッと楽しめるのが良い。

80〜90年代ってこういう映画沢山あったよね。


アベンジャーズ/エンドゲーム

とにかく登場人物が多かったインフィニティウォーから、一作目のアベンジャーズのオリジナルメンバーにもう一度スポットを当てて、過去作の伏線をあれもこれも回収していく流れにもう涙が止まらない。

遡って過去作を観たくなる傑作。

終わる事が名残惜しい。

書きたい感想は山ほどあるけれど、ネタバレになってしまうから、端的に。

まだマーベル作品を観たことが無いという方が、逆に羨ましい。

観てない時に戻ることができるなら、1作目のアイアンマンから見始めたい。

まだ観ていない方は、上に貼った復習動画を観てから臨むべし。

 

世界興行収入が遂にアバターを超えて、一位に君臨した世界的ヒット映画。

でも、日本だけ唯一公開初日興行収入がコナンに負けてしまったという。恐るべしコナン。

 

ネタバレにならない範囲で、少しエピソードを。

最後山場のシーンでサノスの台詞に返すトニーの決め台詞、元々は台詞無しで撮影して編集入りしてた。

何か足りないと思う製作陣はアノ決め台詞を思い付きRDJに再撮影依頼したものの本人に断られる。

しかし親友に「それは絶対に言うべき台詞だ」と説得され生まれたのが誰もが心を揺さぶられた名シーン。

 


ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

これからモンスターがクロスオーバーする前振りという感じ。

久し振りに、主人公側のキャラクターを救う為に沢山の犠牲者が出るという内容の御都合主義映画を観た。

助かって良かったね、とはならない…。

 

 

怪獣の戦いは楽しいんだけど、人間が出てくると途端に何やってんの?って中弛みする。

ゴジラの彼女が〇〇されて、激おこプンプンになって、激強になるのもなんだかサイヤ人みたいだし。

ちなみにゴジラ映画は前作と今作しかまともに観たことない。

邦画のゴジラってこんな感じ?

前作の方が圧倒的な絶望感からのカタルシスがあった。


スノーロワイヤル

リーアム・ニーソンをアクションスターにのし上げた傑作「48時間」同様に、リーアム・ニーソン無双かと思いきや映画は思わぬ方向に。

インディアン居住区の問題をシニカルに表現していて、何度もクスッとさせる場面があって、登場人物はどんどん退場するのに映画は全く暗くならずに楽しめる。

しかし、宣伝用ポスターはダメ。

劇中のシーンと全然違うし。


スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム

エンドゲームを観てアベンジャーズロスしてた人たちに希望を与えてくれる傑作。

作り手もそれを意識してエンドゲーム終了から、すぐにリレー公開したと思う。

 

映画としてもヒーロー映画としてもマーベル映画としても最高の出来。

このジョンワッツ監督知らない人は「コップカー」も観てみて。

同じ監督とは思えないスリラー映画でこれも面白いから。

 


天気の子

新海監督の作風に詳しくないんですが、前作「君の名は」と比較されやすいこんな作品をあのヒットの後に作るのか。

10代男女の物語。

空描写。

RADWINPSによる音楽。

どれも前作同様の演出。

 

で、今作は雨のシーンが続くから、観てると気分が沈むし、そのくせ拳銃のくだりがでてきて犯罪も絡んできちゃって前作と異なりテーマが重たい。

観た直後は、前作の方がカタルシスが深いと感じたけど、今の社会の世相を作品に込めたんじゃないかと解釈すると、目の前の大切な人を守るだけで充分なんだよという監督のメッセージというように受け取った。

 

そして「天気の子」は興行収入140億。

これ、凄いのは過去に邦画で100億突破した作品はこの「天気の子」含めて9作品しかないこと。

その内5作品はジブリ。

一位は「千と千尋の神隠し」300億超えてる。

新海監督もすごいと思ったが、それ以上にジブリ凄い…。


トイストーリー4

トイストーリーには、全く思い入れが無い。

でも今作は映像のリアリティと美しさで、始まってすぐに引き込まれました。

私はストーリーにも共感出来たけど、世の中は賛否両論なんですね。

主従関係からの解放は幸せか?というテーマと捉えて観てました。

なんか段々テーマが重くなって行ったシリーズ。


ライオンキング

始まってすぐに、映像がリアル過ぎて感動するんだけど、そこに声優の声がアテレコされると急に「ん?」ってなっちゃって、しかもミュージカルだから余計に何コレ感が…。

シンバは動物仲間と暮らし始めたら、狩をやめて何を食べるかというと虫。

虫だけ食べてあんなに成長する?

動物たちの動きや毛並みの再現は本当に素晴らしいんだけど、アンバランスな作品でした。


ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

この映画は、要予習。

シャロン・テートについて事前に知っておいた方が絶対楽しめる。

狂信的なカルト信者に刺され、妊娠中の26歳で母子ともに亡くなった。

これだけでも知っておくと、ラストのタイトルシーンの意味も味わい深いし、タランティーノ映画らしい何気ない日常シーンも終盤になるにつれ、緊迫感が爆発しそうでめちゃくちゃにハラハラする。

 

ディカプリオとブラピの2人の友情もこの映画を観ていて気持ちがいい。

ディカプリオは役者として成功したけど、落ち目で泣き虫的な弱さがあって、ブラピはその影のスタントマン役で陽の目をみない立場だけど肉体的にも精神的にも強い。

この対比も深みがある。

 

いい映画って、「劇中のあいつらにまた会いたい」と思わせてくれるんですが、このブラピ、ディカプリオのコンビはまさにその会いたいキャラクターたち。

 

2019年のベストムービー。


ジョン・ウィック:パラベラム

今回もキアヌリーブスがひたすらイジメに立ち向かう映画だった。

アクションはどのシーンも見応えあって、特に犬アクションはフレッシュで、とどめを刺す時のそこ噛んじゃだめ感が痛快。

韓国の殺し屋と戦う時は銃じゃなくナイフと斧を使う所も、韓国映画さながらメチャ痛いシーンある。


us/アス

中盤までの盛り上がりが半端なくて、薄気味悪いのにクスッと笑っちゃう。

段々ただただ不穏な方向に進んでいき、どんな着地するんだろうと期待していたら、いろんな伏線回収されたのは気持ちよかった。

前作よりイマイチ的な評価もあるけど、前作同様に楽しめました。

usという映画のタイトルはダブルミーニングで、そういうところまで含めて深みのあるスリラー映画。


ジョーカー

クリストファー・ノーラン監督によるダークナイトのヒースレジャー版ジョーカーは悪を魅力的に、善悪をフィクションでエンタメ表現してたけど、今回はまるでノンフィクションのような、悪に堕ちていく様が、観ていてずっと胸が締め付けられる時間だった。

これが日本でもヒットするって、大丈夫なんだろうか。

落ちてる時に観たらダメなやつ。

 

このジョーカーを観た後、ダークナイトを観たらただキャラクターとして魅力あるジョーカーとしては観られないかもしれない。

そしてブルースウェインもこのジョーカーにおける終盤に訪れるトラウマに囚われ、コウモリマスクをして夜な夜な悪を倒しに街に繰り出す。

それってジョーカーと変わらない狂気にも思える。

 

ラストのあの場所のシーンで終わるってことは、やっぱり全てはジョーカーの…という事なんだと。

じゃないとジョーカーをジョーカーらしくこれから観られない。


ターミネーター/ニュー・フェイト

何もかもが予定調和過ぎて正直期待はずれ。

もう、シュワちゃんをもう一度悪役にした方がいい。

新鮮味が何も無かった。

マッケンジー・デイヴィスはすごく良かっただけにとても残念。

 

1〜4作までに出てきたキャラを全部出した感じ。

特にT800はシュワちゃん出す為にガッカリな設定だった。

別にいなくても成立してた話だったし。

映画開始30秒は結構衝撃的スタートでワクワクしたけど、終盤に行けば行くほどガッカリ。

 

でも、もう2度と観ないか?と言われたらそうでもなくて、また観ると思う。

ターミネーターシリーズは、2→1→4→3→ダークフェイトの順番で好き。

5は無かったことにしてもいいかな。。。


ブライト・バーン

色々細かい無理がある点も多いんだけど、「もしも、スーパーマンが思春期にグレたら」という話としては恐怖を楽しめた。ジョーカーといい、ザ・ボーイズといい、マーベル映画に対してのアンチヒーロー映画が最近面白い。

結構な残酷描写もあるので、苦手な人は要注意。


アナと雪の女王2

前作の社会的ヒットを若干冷めた目で観てただけに、この続編を全く期待せず観たら、何これ凄くいい。

・主題歌がいい

・映像がとにかく美しい

・姉妹愛が濃い

・多様性のあるそれぞれのラスト

・悪役がいない(いるっちゃいるけど)

・中盤のあるキャラクターに起こることが発端で、あるキャラクターに起こることがかなり泣ける

結果前作より大好き。


スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

観てきたけど…。

妻は大絶賛、私は…うーん…。

始まりは期待されてた新3部作も、回を重ねる度に、がっかりポイントが目に付いて来ちゃったかな。

楽しいところも多いんだけど、わざわざ過去作の続編としてこの3部作作る必要あったのかなぁと思う。

やはり旧3部作が傑作過ぎる。

特にがっかりしたのは、〇〇と〇〇が最後〇〇するシーン。

いや、君たちそういう感じだったの?

でも、色々と観た後に誰かと語りたくなるという時点で、満足度は高い映画になりました。


映画は眠りのスイッチにもなる

ざっと駆け足のように感想を連ねていきましたが、いかがでしたでしょうか?

気になる映画はありましたか?

前半に紹介した作品は、もうすでに配信されているものもありますので、ぜひチェックしてみてください。

他にも、ストリーミングサービスで観た面白かった作品も紹介したかったのですが、それはまた次回にでも。

 

お家でゆっくり映画を観る時間があると、良い意味で現実逃避することもできるし、泣ける作品なら泣いてスッキリストレス発散できたり、眠りの処方箋として活用できると思います。

眠ることを楽しむためにそういった工夫をすることも、道具を揃えることに加えて大切なこと。

皆さんも、眠りに入るスイッチを用意して、年末年始に日々の疲れを癒して2020年も楽しみましょう!