
朝晩の冷え込みに、季節の深まりを感じるようになりました。
秋から冬へと空気が変わるこの時期、心地よい眠りのためには“寝具の見直し”が欠かせません。
とはいえ、ただ「暖かい寝具を足す」だけでは快適にはならない。
本当に大切なのは、“湿度”を整えることです。
なぜ「湿度」が秋冬の眠りを左右するのか
人は眠っている間に、コップ1杯ほどの汗をかくといわれます。
その汗は水滴になる前に「水蒸気」として放出されるため、
寝具の中では目に見えない湿度の変化が絶えず起こっています。
この蒸気がこもると、寝床内の温度が上がりすぎて寝苦しくなったり、
逆に湿気が抜けきらず冷えを感じる原因にもなります。
特に秋冬は外気の乾燥によって肌や喉がカサつき、
一方で布団の中だけが蒸れる“アンバランス”な状態になりがちです。
快適な眠りをつくるには、「温める」よりも「湿気を逃がす」ことが重要。
眠家では、“保温と放湿のバランス”こそが質の良い眠りを育むと考えています。

天然素材と機能素材、どちらが快眠に向いている?

眠家では、化学繊維を否定的に捉えてはいません。
実際、日常の洋服や暮らしの道具には、ポリエステルなどの機能素材が多く使われています。
シワになりにくく、乾きやすく、軽い。
そうした”「イージーケア」という快適さ”は、現代の生活に欠かせないものです。
一方で、上質な天然素材を肌に触れる部分に用いると、
そこには言葉にできない“安らぎ”が生まれます。
手入れの手間が増え、扱いに気を使うことも多々ありますが、
その分だけ素材に愛着が生まれ、時間を共にする心地よさが増していく。
寝具は、一日のうち三分の一の時間を共にする道具。
しかも毎晩、ほぼ同じものを使い続けます。
だからこそ、肌に触れた瞬間の感触だけでなく、日々の扱いやすさ、機能性とのバランスがとても大切になります。
眠家では、こうした現実的な暮らしのリズムの中で、
“天然素材でありながら機能性を兼ね備えた寝具”を理想としてきました。
化学繊維が生み出した快適さと、天然素材がもたらす安らぎ。
その両方の良さを融合させたのが、テンセルやキャメルといった素材です。
自然が持つ機能を活かしながら、暮らしに寄り添う心地よさを届けてくれる素材——
それが、眠家の考える“ちょうどいい寝具”のかたちです。
天然素材の寝具が「呼吸する」理由

天然素材の繊維はどれも、内部に空気を含みながら湿気を吸収・放出する構造を持っています。
綿やテンセル、ウール、キャメルといった素材は、繊維の中に微細な空間があり、
水分を吸着しては放出しながら、寝具内の温度と湿度を自然に整えてくれます。
例えばテンセルはナノレベルの繊維構造を持ち、水蒸気を素早く吸い上げて拡散。
キャメルやウールは内部に水分を吸着すると同時に、吸着熱を発生させ、自然な温もりを生み出します。
つまり天然素材の寝具は、
“空気を含んで保温しながら、湿気を逃がす”という理想的な性質を兼ね備えているのです。

眠家おすすめ。湿度を整える秋冬寝具4選
ここからは、眠家が秋冬におすすめする寝具を4つご紹介します。
どれも「湿度を整える」ことを軸に選ばれたアイテムです。
キャメルソフトフィットケット

眠家創業からのロングセラーアイテム。
秋冬の毛布の決定版とも言える逸品です。
キャメル(らくだ)の毛を中わたに使用した、吸放湿性に優れたケット。
繊維の中心が中空構造になっており、湿気を吸収する“天然の調湿機能”を持ちます。
軽やかで体への肌沿いがよく、寝返りを打っても空気が抜けすぎず、安定した温もりをキープ。
秋は一枚で、冬は羽毛布団の内側に重ねて使うのがおすすめです。
実際に使っているスタッフコメント
「モチっとした柔らかさがあって、掛けた瞬間に“しっくり馴染む”感覚があります。
体から出る汗の蒸気をうまく吸ってくれるので、朝まで快適なんです。」
テンセルケット
植物由来のテンセル素材による、しっとりとした肌ざわりと優れた吸放湿性が魅力。
繊維の表面に微細な構造があり、汗の蒸気を素早く吸い上げて拡散します。
まるで“空気をまとう”ような軽やかさで、冬の入り口にもぴったりの一枚。
乾燥しがちな季節でも静電気が起きにくく、肌への刺激が少ないのも嬉しいポイントです。
実際に使っているスタッフコメント
「寝具の中の湿気をスッと吸い取ってくれる感じがします。
テンセルのとろみのある質感で、包まれると自然に体がリラックスします。」
コットンモダール掛け布団カバー

通気性ととろけるような柔らかさを併せ持つ生地。
吸湿放湿性に優れ、羽毛布団の中の湿度を適度に保ち、蒸れを防ぎます。
肌ざわりが非常に滑らかで、寝返りのたびに“しなやかな流れ”を感じる心地よさ。
羽毛布団カバーとしての使いやすさに加え、通年で快適に使える万能タイプです。
実際に使っているスタッフコメント
「キャメルケットのカバーをこのコットンモダールに変えると、ケットのもっちり感が増しました。
肌に吸い付くシルクのような柔らかさがあって、冬でも冷たく感じません。」

湿度を整えることが、心地よい眠りへの近道
秋から冬の寝具選びは、
“温かくすること”も大切ですが、それ以上に盲点なのが“湿度を整えること”です。
自然素材が持つ吸湿・放湿の力を上手に取り入れれば、
朝までぬくもりを保ちながら、呼吸するような快適さを感じられます。
眠家の寝具は、見た目の心地よさだけでなく、
その内側の“湿気の流れ”までを考えてセレクトしています。
季節の移ろいを感じながら、
自分の体と部屋の空気に合う寝具を選ぶこと。
それが、寒い季節の日常を豊かに過ごすための、
いちばんの贅沢かもしれません。

(オーナー 村山)
minka公式LINEございます
商品のお取り置き、お問い合わせは、各店舗LINEにて受け付けております。
希望のカラーとサイズをメッセージにてお送りください。
お気軽にどうぞ。
\ 公式Instagramも日々発信中 /
↓↓↓
商品のご予約はお気軽に各店舗にLINEにてメッセージをどうぞ
眠家 minka 鳥屋野店
〒950-0948
新潟市中央区女池南3-5-1 S.H.S内
☎︎ 025-250-5113
open 10:30 - 19:00
close 水曜日
by minka 伊勢丹店
〒950-0909
新潟市中央区八千代1-6-1 新潟伊勢丹2階
☎︎ 025-288-5777
open 10:00 - 19:00
close 伊勢丹に準ずる