夫婦の温度差問題、2種類のケットで解消しよう


男女で「快適」と思う温度が違う?

平成最後となった2018年の夏は異常なほどに暑かったですね。夜の睡眠時、室温を何度にしたら良いかが難しく、涼しい設定にすれば奥さんが寒がり、涼しさを抑えれば旦那さんが暑がる困った夏でした。

お店に来られる方々ともお話をしていると、多くの方が夜眠る時に設定温度を何度にしたら良いのかが例年に比べ判断しにくかったようです。

そこで、皆さまにご協力いただき、快適に眠れる室温に関するアンケートを集計しました。

快適を共有できる室温とは?

眠家ではアンケートを実施。この猛暑をどう乗り切ったのか、室温について聞いてみました。8月に集計した結果がこちらです。

眠家調べ (2018年8月1日〜8月31日、SNSと来店客100名をもとに集計)

平均して27度の設定が最も多く、プラスマイナス1度を好む傾向が分かります。

アンケートにご協力いただいた方をヒアリングすると、ご夫婦で同一の寝室の場合、設定温度が必ずしも自分に合った温度ではないという声が多数ありました。27度を境に男性は涼しく、女性は暖かく、1度前後の感覚のズレが起き、結果的に折衷案の設定温度であることが分かりました。

また、眠る際に「タイマーをつけない」つけっぱなしの方が非常に多く、この2018年の猛暑を物語る結果となりました。一方で「エアコンをつけない」という方も多く、エアコンに頼らずに涼しく眠る工夫をされている方も目立ちました。

夫婦のトラブルも体調のトラブルも回避しよう

ご夫婦2人で眠る寝室の場合は、1度の設定温度の差でトラブルになることもある様子。

上のアンケートをもとに考えると、室温は27度で共有しながら、それぞれに合ったケットを選ぶことで自分だけの快適温度を微調整。お互いに気遣うことなく、ストレスのない睡眠環境を整えることをおすすめします。

 

もう秋の気配も感じるこの時期。秋の眠家のおすすめケットを紹介していきましょう。

秋に向けて、自分に合ったケットを選ぼう

寒がりさん向け

<キャメルケット>

 

保温性、放湿性に優れたラクダの毛を綿ニットで優しく包むことで、肌触りと肌添いの良い仕上がりになったケットです。春から夏の始まりまではこれ一枚で過ごせますし、秋冬は毛布としてインナーケットにできます。春先まで活躍する3シーズン対応が嬉しい。

 

金澤屋 キャメルソフトフィットケット

シングル…28,944円

セミダブル…40,500円

ダブル…43,416円

暑がりさん向け

<テンセルケット>

 

コットンの1.5倍もの吸水放湿性を発揮する、シルクのような肌触りのテンセルケット。心地よいドライ環境を作り、睡眠環境を整えてくれます。汗を外に逃がし、体温調整を手助けしてくれるので、寝苦しい夜を迎えずに済みます。夏の一枚掛けとしても活躍します。

 

金澤屋 テンセルケット

シングル…24,624円

セミダブル…34,560円

ダブル…36,936円



2つを並べて使うコーディネート

ベッドが並ぶ時は、同じ色・同じ素材・同じものを使ってコーディネートを組むのが一般的ですが、必ずしもそうすることはありませんし、気になる時にはそれを楽しく解消することができます。

寝具は季節や好みに合わせて、洋服のように衣替えをしてあげることで、お部屋を華やかに、シックに、クリーンにスタイリングでき、生活を一層楽しめます。

こちらは、キャメルケットとテンセルケットをそのまま敷いた「ヌード状態」です。キャメルケットはややブラウンがかったベージュで、テンセルケットは真っ白。それぞれ単体で使えば何も気になりませんが、並んだ時には色の差が比較的はっきりと分かります。質感やキルトの具合も異なるので、ややチグハグな印象が出てしまい味気ありません。

柄を取り入れて華やかに彩る

眠家で、特に女性人気が高い花柄を菱形に敷き詰めた、ラプアンカンクリのKUKATブランケットを上に掛けました。陶芸家の鹿児島睦さんによるオリジナルテキスタイルを起用したリネンコットンの大判ブランケットです。色は違えど柄は統一しているので、一体感が生まれ美しく見せることができます。このKUKATは花柄の女性らしさを感じさせますが、男性にも支持されているデザイン。ご夫婦で共通な柄を使う時には、こういうユニセックス的なデザインにも気を配りたいところ。

ブランケットを上からかける利点は、ケットの肌触り、素材感は直接体で触れられることです。それにより、寝心地のパフォーマンスを活かしたまま、見た目を変えられます。

 

LAPUAN KANKURIT 鹿児島睦 デザイン KUKAT リネンコットンブランケット 19,440円

差し色を効果的に利用する

こちらもラプアンカンクリのもの。発色の良いボーダーラインを入れた、シンプルなリネンブランケットです。リネン素材はご存知のように通気性や吸水放湿性にとても優れていて、ケットがもつ本来の放湿性を損ねないところがポイント。また、このモデルは、カラーバリエーションが豊富で選ぶ楽しさもあります。こういった差し色がベッドルームに入るだけでも随分と軽さと華やかさがでます。

150×260cmとかなりの大判ですので、このようにケットの上に羽織るようにして使えるほか、シーツにもなりますし、ソファカバーにもなりますし、テーブルクロスとしても活用できます。

 

LAPUAN KANKURIT USVA ビッグブランケット(シーツ) 23,760円

北欧の病院やリゾートホテルでも使われる清潔感

こちらはfog linen work製のブランケットです。ざっくりと編み上げたコットンメッシュ素材を用いた、軽やかな印象が特徴です。その清潔感、実用性から、病院やホテルなどで採用される実績もあります。

男性にも女性にも受け入れられやすいデザインで、眠家でもオープン当初から継続して人気が高く、今もなお高い人気があります。コットン生地ならではのクタッとしたドレープは、寝室らしく程よいリラックス感を演出します。真っ白なシーツを敷いて清潔感をたっぷり出すのも良いでしょう。眠家の中でもお求めやすいプライスです。

 

fog linen work コットンブランケット 11,340円

一方だけにカバーをかけて色の統一をする

テンセルケットはご自宅でも洗濯できますが、キャメルケットは残念ながら洗濯ができません(とはいうものの、クリーニングには出せますし、キチンとお手入れすれば長くご愛用いただけます)。

そこで、テンセルケットの色合いや質感はそのまま、キャメルケットに白いシーツを掛けて色の統一をすると並んだ時の違和感を払拭できます。更にその上から、それぞれブランケットをかけるのも良いでしょう。

キャメルケットはカバーを掛けた方が汚れや傷などから守られ、清潔感が保たれ長持ちします。

 

金澤屋 ダブルガーゼ 掛けカバー シングル 9,072円


楽しい寝室ライフを送りましょう!

冒頭にも書いたように、眠家では洋服のように寝具を楽しんでいただきたいと考えています。肌掛けの上に掛けるブランケットは、季節に合わせて色を変えたり、素材感を変えたりすると、寝室が単調になりませんし、自分自身の気分をガラッと変えられます。そういう点では、寝室はリビングなどよりも季節感を感じやすい部屋です。男女の室温問題をもっと楽しく解決させるために、今後も眠家ではブランケットは充実させていきたいと思っていますので、ちょくちょく見に来てみてください。