2011.3.11 - 2021.3.11

 

今日で東日本大震災から10年。

 

10年前の今日は、まだアパレルマネージャー職に就いていました。

 

その日その時間、ファッションビル内にいて、大きな揺れとともに売り場に飛び出して、管轄内の各ショップを回って、スタッフやお客様に怪我はないか、商品や什器に損害がないかを確認して、特に被害もなく安堵するのも束の間、各報道で日本海側の東北の被害の状況を知り、一体どうなるのかと不安になりながら勤務を終えて帰宅しました。

 

当時はまだLINEもない時代でしたから、電話とメールが繋がらず、大切な人との連絡が取れずにとても不安な時間を過ごしていました。その日は私も、あまり眠れなかったことを記憶しています。

 

地震だけでなく、津波の被害も見ていて苦しくなりましたが、この地震は原発の問題も浮き彫りとなり、誰もが自分ごとになった災害でした。

 

その震災から2ヶ月後に12年勤めた会社を退職し、今の眠家の開業準備に入りました。

 

この震災を経て、「いつか独立したい」というずっと心のどこかにあった想いと、人生は長いかもしれないけれど、あっという間に閉じてしまう可能性もあると、様々な想いがない混ぜになり、勢いで眠家を始めたのが2011年の12月。

 

自分の人生にとって特別な年である2011年。あれから10年。

今度はコロナウイルスとの戦いの真っ只中。10年前と全く変わってしまった生活様式。

私たちのお店は少しでも皆さんの暮らしに役に立っているだろうか？

 

今年の12月に迎える眠家10周年を前に、東日本大震災10年の今日を過ごし、改めて初心に帰れた1日でした。

 

あの時以上の情熱をまた今。

 

眠家 - minka -

代表　村山義明